「〇キロやせる」という目標を立てるとダイエットはうまくいかない?

どんな目標を立てるかによって
ダイエットがうまくいくか、いかないかが変わります。

 

特にやってしまいがちなのが、
「絶対に〇キロやせる!」というように、目標を減量キロ数においてしまうことです。
目標を減量キロ数においているようだと、残念ながら、うまくいく可能性は低めです。

 

なぜなのか、わかりますか?
それは、気持ちばかりが先行していて、ある意味、計画性のない目標だからです。

 

たとえば、「今年こそ10キロやせる」と宣言するのは簡単ですが、
実際はそう簡単ではないため、体重を落とすことにやっきになりがちです。

 

そして、そこで下手に根性を出したり無理をしたなら、
一時的には目標体重を達成したとしても、ほぼ維持することはできません。
そういう意味では、1キロでも10キロでも同じです。
このあたりは、お心当たりのある人は山ほどおられるでしょう。

 

ダイエットでも、仕事でも、恋愛でも、結婚でも、家の購入でも、
どんなことも結果を出すには冷静さが欠かせないと言えます。

 

では、どういう目標を立てるといいかというと、
何をするのか、つまり、具体的な行動です。
最終的な目標の前に、どうやってその目標を達成するのか、
そこを具体的に考えてみてください。

 

「今年こそ家を買う!」と宣言するのは簡単ですが、
・どんな条件の家を買うのか
・資金計画に無理はないのか
・購入後も無理なく維持できるのか
などなど、クリアすべきことはいっぱいあります。
とはいえ、それらすべてをクリアするのは難しい。
まずはその難しさに気が付く必要があるわけです。

 

大幅な減量目標を立ててしまうのは、
購入困難な物件を狙っているようなことと似ているでしょう。

 

ですから、目標は夢ではなく、まずは実現可能なところにおいてください。
そして実現に有効な行動をリストアップし、さらに、その中からできそうなことに絞る。
どんなに効果的でも、継続困難なことは除外します。

 

どうしても、「それは無理なんじゃ・・・」と
まわりが突っ込みを入れたくなってしまうような目標をたてがちなので気をつけてください。
「まずは2キロ減らすとして〇〇をする」「減らなくなったら、次に〇〇も行う」
というように、行動することを目標にするのがおすすめです。
目標を上手に立てることで、結果的に成功率が高くなります。

 

などと、えらそうに書いていますが、
私も母の介護問題で、目標の立て方がよくなかったなぁ、と後になって気づきました。
私の目標は、「母を家で看取る」だったのですが、
「家で看取る」ということの大変さがわかっていずに、イメージだけで心に決めていました。
結果として、その目標はあきらめざるをえませんでした。

 

やはり気持ち先行の目標だったなぁと気が付かせてくれたのは、
「何事においても、どんな状況に置かれていても、
その時できることに丁寧に取り組んでいれば道は開けると信じています」
という、ある読者さんのお言葉でした。
自分にできることと、できないことのギャップの間で生まれていた葛藤は、
状況を認識することでふわっとほどけるように軽くなる気がします。

 

何事も無理な目標を立ててしまうと、あせりや葛藤を生みます。
できることは人それぞれですから、人と比べたりせずに
目の前のできることにコツコツと明るい気持ちで取り組む。
そうやって、いつか大きな目標がかなうことをイメージ。
幸せな方向にイメージすることはとても大切と思います。

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