体幹トレーニングでお腹が凹まない理由と効果的な行い方

お腹が凹むという触れ込みで体幹トレーニングを行っている。
ちょっとは凹んだものの、うーん、もう少し凹んでくれないものか・・・そんな方もおられると思います。
今回は、体幹トレーニングでお腹をもっと凹ませるためのポイントを解説します。

 

ポイントを端的に言いますと、体幹トレーニングをしながら、お腹をどのくらい凹ませることができているかどうか。
ここがポイントになります。

 

たとえば、このページ上の写真は「フロントブリッジ」と言われるエクササイズで、
体幹トレーニングエクササイズとして有名ですから、行ったことがある人も多いかもしれません。
ただし、実はフロントブリッジではお腹をしっかと凹ませないと、
お腹周りを細くするという意味では効果はそこそこなのです。

 

理由を説明します。
お腹を凹ませないと、メインターゲットである腹横筋という腹巻状のインナーマッスルを強く刺激できないからです。
行った人がある方はわかると思いますが、フロントブリッジは、この体勢をとるだけでけっこうきついです。
結果、お腹に力は入ってはいるが、凹ませる余力なし、ということがとてもよくあります。
どんなにきつくとも、ここから絞り込むようにお腹を凹ませることができないと
腹横筋をそこそこしか使っておらず、お腹を凹ませる費用対効果がよいとは言えないのです。

 

見た目で説明しますと、
フロントブリッジ中のお腹がこんな状態だと効果的に残念な感じで、

フロントブリッジを行う目的が、凹んだお腹になることでしたら、

こういう状態にして筋肉を鍛える必要がある、ということです。

 

行い方ですが、
秒数を長く行うよりも、
負荷をお腹を凹ませる筋肉に集中させるつもりで極限まで大きく凹ませ、
目的に対して正しい形で筋肉を使ことが肝心です。

 

負荷に負けずに凹ませられるようになってきたら、
そこからじっくりと秒数を増やしていくようにしてください。
そうすると、お腹を凹ませるための筋力を効率よく鍛えることができ、
短期間のうちに成果を感じることができると思います。
きついですよ〜
※なぜかうれしそうな私ですが、私はきついことは続かないので行っていません (笑)

 

最後に、注意点をふたつ。
腰が弱い人は、フロントブリッジのポジションはかなり厳しいかと思いますので、
けっして無理をなさらないようにしてください。

 

また、お腹の脂肪を落としたい人には、あまりおすすめしません。
脂肪減には、筋肉を持久的に使う必要がありますが、
フロントブリッジしながら長い時間ドローインするというのは、
たとえるなら、10キロのお米袋をかついで長距離走をしようとするようなもの (>_<)
あまりに過酷ですし、時間的にも限界があります。
ですので、脂肪減を目指す人は、普段の生活の中でこまめに、
長めに凹ませることを習慣にしていくのがよいと思います。

きついくらいじゃないと、やった気がしない、きついほど燃える!
そんな方は、お腹を大きく凹ませながら体幹トレーニングをぜひがんばってみてください(^.^)/~~~

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