Q
美緒先生はご飯は少な目とのことですが、やはり糖質制限はおすすめですか?
A
私の場合は、甘いものが大好きなので、ご飯を少な目にしているので、
いわゆる「糖質制限」とは違っていて、糖質自体はむしろとっているほうです。
糖質制限については、専門家の間でも意見が分かれていますけれど、
個人的な見解をお話しすると、
糖質制限がもっともおすすめと言える人は、
血糖値が高い人で、特にやせていて血糖値が高い人です。
血糖値を下げたいわけではなくて、あくまでも「やせる」のが目的なのであれば、
糖質を減らそうが、脂質で減らそうが、両方で減らそうが、なんでもよいわけで、
自由度が高ければ高いほど、ストレスのない食べ方ができます。
まぁ、人は「食べてはいけない」と思えば思うほど、むしろ食べたくなるもの。
それが好物であれば、なおさらですから、
もともと、ラーメンライスを食べることに至福の喜びを感じていたような人が、
「糖質制限」で、お肉と野菜だけですませようとすればくじけてしまって当たり前でしょう。
こういう話をすると、糖質制限を否定しているように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
白米や砂糖を敵視する考え方もあるようで、同意はできませんが、ベジタリアンと同じで、
最終的には個人の自由というか、選択と思います。
私は、せっかく豊かな時代の日本に生まれてきて、やせているためにお寿司を食べない、
そんな選択はないなぁ、というところです。
ちょっと極端な話をするようですが、
人は不老不死ではありませんから、いつ死んでしまうかわかりません。
そういう意味で、いつ死んでも後悔しない人生を送れたら幸せと思うのです。
実は、私の父は美食家で大食漢でヘビースモーカーで、
私が22歳の時に、脳卒中でなくなってしまいました。
娘としては、長生きしてほしかったけれど、
食事を節制してまで長生きするのはよしとしない豪快な人でした。
今となっては、なんて太く短くも幸せな人だったのだろうと思えるようになりました。
思い切り話がそれてしまいまってすみません。
まとめますと、あなたが望む体型を維持できて、なおかついつ死んでも悔いがない、
そんな食べ方がおすすめの食べ方になります。
だから、どこで減らすかは、糖質に固執する必要はまったくないですよ (^.^)/~~~