Q
フロントブリッジ(プランク)しながら、ドローイン30秒×2セットを行っています。
サイズは測っていなかったので不明ですが、ベルトの穴がひとつ半、縮まりました。
サイズは落ちたのですが、脂肪は減っていないと感じています。
セット数や秒数を増やすほうがよいでしょうか?
A
現状のお腹の状態を変えるために刺激を増やす、というのはマルです。
ただ、刺激の方向性を変えるほうがよいと思います。
どういうことかというと、フロントブリッジ(プランク)しながらのドローインは、
お腹周りのサイズダウンに費用対効果の高い方法ですが、
強度が強すぎて脂肪減目的で行うのは適していません。
秒数やセット数を増やすのは、身体強化にはなるものの、
きつくなるわりに脂肪減の効果は期待できないと思ってください。
もう少し具体的にお話しすると、
たとえば、50メートル走を2回走っているところを
セット数を倍にして4回走っても、強化される方向は「筋力」です。
秒数を増やして100メートルにしてセット数を増やしても、同様です。
強度が高い運動をたくさん行うには無理があり、
脂肪減には、刺激の方向性として「筋持久力」にシフトするほうがよいのです。
お腹が出ているアスリートがさほど珍しくないように、
運動=脂肪が落ちる、ではありませんので、
目的に即した形で取り組む必要があります。
短距離ランナーから長距離ランナーに転向するつもりで、
お腹を凹ませ続ける方向に軌道修正していってください。
生活の中でお腹をへませるのは、いつでもどこでもできますし、
フロントブリッジのように強制的な負荷はかかりませんので、回数や秒数を増やしやすいです。
ひたすら凹ませ続けなくてはいけないわけではなく、こまめに凹ませるのでもOKです。
最後に、きつくないと燃えないんだという男性も中にはおられるかもしれません。
フロントブリッジしながらドローインを10セット! とか、20セットとか行うと脂肪減も期待できるかと思います。
拷問かいっ〜って感じですので、腰を痛めたりしないようにくれぐれもご注意なさってください。 (*_*;